2009年5月19日火曜日

チタン



新潮社の季刊誌『考える人』春号を読んでいました。

特集 ピアノの時間 で大好きな高橋悠治さんのインタビューが載っていたので購入したのですが、その他にも面白い記事が有りました。

考える手㉖ 燕市・磨き屋一番館のマイスターたち 磨く

2007年、燕市は主要産業である金属研磨業の後継者育成施設「磨き屋一番館」を開設しました。

そこで指導するのは新潟県から認定された「にいがた県央マイスター」の三人(田中三男、大原實、古関鐵男)。
大原氏は社長をしていた会社を辞め、月収12万で教えているそうです!!

元々燕の研磨屋は一匹狼で、十人十色の仕上がりが当たり前でしたが、アップル社のiPodの筐体の鏡面仕上げを手掛けたことをきっかけに、仕上がりを一定のレベルにしながら標準化するようになりました(当初2,3社の共同作業で1,2ヶ月の指導で終わる予定が、iPodの大ヒットで受注が爆発的に増え、最盛期には燕市の30社を指導することになったそうです)。

ジェット機の主翼や携帯電話、フランス鍋など色々な金属の研磨の記事が載っているのですが、私が特に興味を持ったのが「チタン製ビアカップ」です。

2007年1月に手掛けられ2008年7月に試作品が出来たそうです。
チタンは軽くて硬度のある金属で金属アレルギーもなく、原子的に安定してイオン化しにくいので金属臭がまったくしません。
研磨するとビールの泡がきめ細かくクリーミーになるそうです。

早速、Net検索をしましたら通販で売られていました\(◎o◎)/!

また衝動買いをしそうです(?_?)

2 件のコメント:

  1. なんか面白そうな記事ですね。
    こんばんわ(^-^*

    ふふっ、そのビールグラスでビールを飲んだら美味しそうですね。
    うーん、お酒をあまり飲めない私は飛行機の主翼の研磨の記事が興味あるっす。・・まだ本屋で売ってるだろうか。

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  2. >泉 りん。 さん
    注文しちゃいました(汗
    在庫が切れていて来週の発送になるそうです。

    ジェット機の主翼、ジュラルミン外板を±0.006mm(6micrometer)の誤差精度で磨くそうです。

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